C言語プログラミング能力認定試験2級の合格率・難易度・受験者数
C言語プログラミング能力認定試験2級は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が実施するC言語特化のプログラミング検定です。2級は「小規模のプログラム(500行程度)が適切に書け、各種基本アルゴリズムを理解している」レベルを認定し、テーマ別大問8問・90分の多肢選択式で出題されます。1992年開始・累計受験者21万名超の実績があり、個人受験は自宅から受けられるリモートWebテスト方式です。合格基準は得点率60%以上の絶対評価です。
合格率の推移
データ出所: サーティファイ情報処理能力認定委員会(Internet Archive保存)「試験概要(2021年4月13日時点・Wayback Machine保存版=2019年度平均合格率73.0%・2020年3月31日時点累計178,789名)」(取得 2026-06-10)。サーティファイ情報処理能力認定委員会が公式サイト「試験概要」で公表する年度平均合格率と累計受験者数(毎年3月31日時点)を当サイトが時系列に整理。いずれもC言語プログラミング能力認定試験全体(1〜3級合算)の数値で、級別の受験者数・合格率は非公表。受験者数は累計受験者数の前年度末からの増分(=当該年度の受験者数)として当サイトが算出。合格者数と平均合格率の算出方法は非公表。2019〜2024年度分はWayback Machine保存の同ページから収集。横軸は年度(例: 25 = 2025年度)。
受験者数の推移
データ出所: サーティファイ情報処理能力認定委員会(Internet Archive保存)「試験概要(2021年4月13日時点・Wayback Machine保存版=2019年度平均合格率73.0%・2020年3月31日時点累計178,789名)」(取得 2026-06-10)。実受験者数の年度合計。
C言語プログラミング能力認定試験2級とは
出題は日本工業規格(JIS)X3010に準拠したC言語の知識・技能で、2級ではビット演算子・キャスト演算子などの演算子、構造体・共用体・列挙型・typedefといった宣言指定子、自己参照構造体、変数の記憶クラス、プリプロセッサ機能、主要なライブラリ関数までが範囲です。プログラムの空欄補完問題が含まれ、コードを正確に読み取る力が問われます。
試験は1992年(平成4年)に始まった30年超の歴史を持つ検定で、累計受験者数は214,176名(2026年3月31日時点)にのぼります。専門学校・大学などの教育機関で団体受験が広く行われており、プログラマを目指す学生のスキル証明として定着しています。2021年からは個人向けの公開試験が自宅・在社で受験できるリモートWebテストに移行しました。
級別の受験者数・合格率は公表されていませんが、試験全体(1〜3級合算)の年度平均合格率は公表されており、2019〜2025年度はおおむね56.7〜73.0%で推移、直近の2025年度は70.9%でした。得点率60%以上で合格する絶対評価のため、出題範囲を着実に押さえれば合格できる試験です。
試験概要と日程
| 実施団体 | サーティファイ情報処理能力認定委員会(運営: 株式会社サーティファイ) |
|---|---|
| 試験科目 | C言語の文法知識(2級範囲)、プログラムの読解・空欄補完、ライブラリ関数 |
| 合格基準 | 得点率60%以上 |
| 試験形式 | 多肢選択式・テーマ別大問8問・試験時間90分。個人受験は自宅・在社で受けられるリモートWebテスト、団体受験は会場でのマークシート形式またはWebテスト形式 |
| 実施回数 | 2級の公開試験(個人受験)は年2回(6月・1月)※3級は年3回。団体受験は随時 |
| 今後の日程 | 試験日 | 申込期間 |
|---|---|---|
| 第71回 | 2027年1月17日 | 2026年11月3日 〜 2027年1月10日 |
第69回(2026年6月7日・2級実施)は終了しました。第70回(2026年9月6日)は3級のみの実施のため、2級の次回公開試験は第71回(2027年1月17日)です。教育機関・企業の団体受験は随時実施されています。申込・受験の際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
出題範囲と出題傾向
出題はJIS X3010(C言語の日本工業規格)に準拠します。2級の範囲は、ビット演算子・条件演算子・キャスト演算子などの演算子、構造体・共用体・列挙型・typedefといった宣言指定子、自己参照構造体、変数の記憶クラス(auto・static・register・extern)、プリプロセッサ機能、そして数学・入出力・文字列操作・一般ユーティリティの主要ライブラリ関数までと、3級の基礎文法から一段踏み込んだ内容です。
形式はテーマ別の大問8問・90分の多肢選択式で、プログラムの空欄補完問題が含まれます。認定基準は「小規模のプログラム(500行程度)が適切に書け、各種基本アルゴリズムを理解している」こと。公式のサンプル問題ではスタックとキューを構造体で管理するプログラムが題材になるなど、データ構造がコード上でどう動くかを正確に追う力が試されます。
対策は、公式サイトで公開されているサンプル問題と、サーティファイ刊行の過去問題集での演習が王道です。文法知識を単体で覚えるだけでなく、まとまった長さのコードを読み切る訓練を積んでおくと、90分で大問8問というボリュームにも対応できます。
難易度と勉強時間
級別の合格率は公表されていませんが、試験全体(1〜3級合算)の年度平均合格率は2019〜2025年度で56.7〜73.0%、直近の2025年度は70.9%でした。年度によって変動はあるものの、おおむね6〜7割が合格する水準です。合格基準は得点率60%以上の絶対評価なので、他の受験者の出来に左右されず、基準に達すれば全員合格します。
勉強時間の目安は50〜100時間です(編集部目安)。C言語の文法学習を一通り終えている人なら、過去問題集とサンプル問題を中心に30時間程度の仕上げでも合格圏に届きます。プログラミング自体が初めての場合は、入門書でポインタ・構造体まで理解してから過去問演習に入る進め方が確実です。
2級はポインタや自己参照構造体といったC言語のつまずきどころが本格的に出題されるため、「文法は知っているがコードが読めない」状態だと得点が伸びません。写経やトレース(変数の中身を紙に書きながらコードを追う練習)で、コードの動きを具体的にイメージできるようにしておくのが合格の近道です。
取得後のキャリアと活かし方
合格者にはオープンバッジ(デジタル証明)とデジタル認定証明書が発行され、履歴書やSNSプロフィールでスキルを客観的に示せます。受験者全員に成績を記載した「試験結果のおしらせ」がデータで発行されるため、不合格でも弱点把握に使えます。
1992年開始・累計受験者21万名超の実績があり、専門学校・大学のカリキュラムや単位認定に組み込まれている例も多い検定です。C言語は組込み機器・制御系・OSなどの開発現場で今も現役の言語で、こうした分野を志望する学生の就職活動や、新人エンジニアの基礎力証明に活きます。
上位の1級は「C言語を駆使して言語処理系・ユーティリティなどの応用プログラムが作成できる」レベルで、PCを使った実技試験です。同じサーティファイのJava™プログラミング能力認定試験や、国家試験の基本情報技術者試験と組み合わせて、プログラミング基礎力を多面的に示すのも定番のルートです。
試験制度の主な変遷
C言語プログラミング能力認定試験スタート
1992年(平成4年)に試験開始(公式沿革より・月は非公表)。以降30年超にわたり実施され、累計受験者数は214,176名(2026年3月31日時点)
株式会社サーティファイ設立
2001年に株式会社サーティファイが設立され、翌2002年に各認定委員会へ組織改編。以降はサーティファイ情報処理能力認定委員会が本試験を主催
リモートWebテストを導入
2021年から自宅で受験可能なリモートWebテストを開始。個人向けの公開試験は会場受験から在宅・在社のWeb受験に移行した
よくある質問
- C言語プログラミング能力認定試験2級の合格率はどのくらいですか?
- 2級単独の合格率は公表されていません。試験全体(1〜3級合算)の年度平均合格率は直近の2025年度で70.9%、2019〜2025年度では56.7〜73.0%で推移しています。合格基準は得点率60%以上の絶対評価です。
- 自宅で受験できますか?
- できます。個人向けの公開試験は2021年からリモートWebテスト方式になっており、自宅や会社のPCから受験します。2級の公開試験は年2回(例年6月・1月)です。
- 3級と2級のどちらから受けるべきですか?
- プログラミング自体が初めてなら、C言語の概念と簡単なプログラム作成を問う3級からが着実です。入門書1冊を終えてポインタ・構造体まで理解できているなら、2級から挑戦しても無理はありません。2級は500行程度のプログラムを適切に書けるレベルが認定基準です。
- 過去問やサンプル問題はありますか?
- 公式サイトで各級のサンプル問題が無料公開されているほか、サーティファイ刊行の過去問題集が市販されています。テーマ別大問8問・90分の形式に慣れるため、時間を計った演習をおすすめします。
- 基本情報技術者試験との違いは何ですか?
- 基本情報技術者試験はIPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験で、IT全般の知識と擬似言語によるアルゴリズムが範囲です。C言語プログラミング能力認定試験はサーティファイの民間検定で、JIS X3010準拠のC言語に特化しています。C言語を使う組込み・制御系分野へ進むなら、両方を組み合わせるとスキルの裏付けが立体的になります。
出典
- 試験概要(C言語プログラミング能力認定試験)
- 出題範囲(2級)
- 公開試験案内・申込の流れ
- 2026年度 公開試験日程表
- 沿革(サーティファイとは)
- サンプル問題(2級)
- 試験概要(2021年4月13日時点・Wayback Machine保存版=2019年度平均合格率73.0%・2020年3月31日時点累計178,789名)
- 試験概要(2022年7月1日時点・Wayback Machine保存版=2020年度平均合格率64.0%・2021年3月31日時点累計183,973名)
- 試験概要(2023年5月19日時点・Wayback Machine保存版=2021年度平均合格率70.3%・2022年3月31日時点累計190,361名)
- 試験概要(2024年4月23日時点・Wayback Machine保存版=2022年度平均合格率65.75%・2023年3月31日時点累計196,894名)
- 試験概要(2024年12月7日時点・Wayback Machine保存版=2023年度平均合格率56.7%・2024年3月31日時点累計203,057名)
- 試験概要(2025年8月8日時点・Wayback Machine保存版=2024年度平均合格率71.5%・2025年3月31日時点累計208,737名)
本ページは公開・更新日時点の公開情報をもとに作成しています。試験日程・受験料などは変更される場合があるため、受験・申込にあたっては必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
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